性教協障害児サークルHP
人間と性教育研究協議会障害児サークル ”障害”のある人々(障がい児・者)は従来、性的存在と考えられていませんでした。
 しかし、人間が性的存在である限り”障害”のある人々も性的存在であることは当然です。
 ”障害”のある人々の性を人権・共生の視点で考えようと「性教協障がい児サークル」は1996年3月、”人間と性” 教育研究協議会(略称性教協)51番目のサークルとして誕生しました。
 私達は、障がい児・者の健やかな発達と幸せな人生を願う多くの父母、教師、職員そして障がい者本人たちとともに実践と研究を重ねて、今年13年目を迎えております。今、ますます障がい児・者の性について関心が高まっております。
 より多くの人に”障害”のある人々のセクシュアリティを考えていただく場になることを期待して、活動紹介、入会のお誘いをいたします。

サークル近況


2009年 6月 21日 [日曜日]
上野千鶴子をして「ジェンダーを男から学ぶなんてまっぴらごめん。でも、この本は別だ。」とまで言わしめた加藤秀一『知らないと恥ずかしいジェンダー入門』(朝日新聞出版,2006)を読みました。本の帯には、上野千鶴子が、「ジェンダーやジェンダー・フリーについて生半可な知識をふりまわしている人たちには、この本を勉強してから出直してきてもらいたい」と書いているのですが、これはまさに私自身にも向けられているメッセージのようにも感じて、ついつい挑発に乗って、読破してしまいました。
「広く」「深く」ジェンダーについての解説をしていながら、簡潔でわかりやすいという、読み手にとっては最高の書きっぷりということが、まずはよかったです。
「性別二元論」という、乗り越えなくてはいけないけれど、理論的にどう乗り越えればいいかわからずにいたテーマについても、明快に述べていて、長年の悩みが解消された気分にもなりました。
そして、まがりなりにも「セクシュアリティ教育」に取り組んでいる人間としては、「ジェンダー」と「セクシュアリティ」の関係も、明確にしてくれていて、これもありがたかったです。
七生事件に関する記述も、明瞭かつ爽快。気持ちよかったです!
そんなワケで、この本は、性教育関係者だけではなく、ホントにみなさんに読んでいただき、考えていただきたい本だと思いました。ぜひ、ご一読を! (Nao-kun)

2009年 4月 10日 [金曜日]
昨日4月9日(木)、金崎裁判高裁の判決がありました。
結果は「本件の控訴を棄却する」ということで全面勝利でした。
高裁の判決というのは、一審判決の文章に書き加えるようにできているものだそうで、今回の高裁判決は、一審判決より養護学校の情緒障害児学級の状況がさらに詳しく書き加えられていて、如何に東京都が卑劣な攻撃をしたかが分かる内容になっています。
「被控訴人(註、金崎さんのこと)が不適正な学級編成をしたという事実は認められず、・・・本件懲戒処分は重きに失し、社会通念上著しく妥当性を欠いて裁量権を濫用して発せられた違法なものであり、本件分限処分(註、校長から教諭に降格したこと)は、一部根拠のない事実を前提とし、・・・裁量権の行使を誤った結果発せられた違法なものである。」と大変明快です。
また、東京都側の証人(元教頭)の証言については全く信頼できないと糾弾しています。
全くの全面勝利です。
元もと、東京都のねつ造による処分ですので、当たり前と言えば当たり前な判決ですが、桜満開の東京で本当にうれしい判決でした。
金崎処分には性教育はその理由に入っていませんが、攻撃の発端は性教育です。
判決後の報告集会では、金崎校長はじめ教師達が、困難な子どもたちの教育に、性教育を含めて全力を挙げて取り組んでいた七生養護学校の全貌が改めて浮かび上がってきました。まさにここから裁判と金崎裁判は一体です。
東京都は七生関係では3敗です。東京都はこの判決を謙虚に受け止め、上告せずに直ちに判決に従うように強く願うものです。

2009年 3月 16日 [月曜日]
 3月12日、東京地裁で、七生養護学校への不当な教育弾圧に対する「こころとからだの教育」裁判(略して「ここから裁判」)に対して画期的な判決が下りました。その内容は次のようなものです。
@、 七生養護に踏み込んだ3都議らが自分たちの政治的な主義・信条に基づき七生養護学校の性教育に介入・干渉したことは、旧教育基本法10条1項の「不当な支配」に該当する。
A、 そこにいた東京都の教育委員の指導主事達は、本来「不当な支配」から現場の教師を守る保護義務があるのにそれを怠ったため、保護義務違反である。
B、 「厳重注意」は一種の制裁的行為であり、教育の現場を萎縮させた。
この判決の中で性教育について「性教育は、教授法に関する研究の歴史も浅く、創意工夫を重ねながら、実践実例が蓄積されて教授法が発展していくという面があり教育内容の適否を短期間のうちに判定するのは、容易ではない。」と教育の創造性や自由を認め、教員の制裁的取り扱いに対して厳しく批判をしています。

2009年 3月 11日 [水曜日]
 第14回障害児性教育セミナーは去る2月28日、エドュカス東京に90名程の参加者を迎えて充実のうちに終了しました。
 3つの分科会には学校や地域で生き生きと取り組まれた性教育
の実践が2本づつ報告され、討論が行われました。参加者からは
「まずは自分がいろいろ学ばなくてはいけないと実感した」(第1)、
「具体的な話しが聞けてよかった。性教育をやらなくてはならないと思った」(第2)、
「当事者の方々の話はとても役に立った」「自分の周りの“人間と性”をとりまく問題とその打開の方途が見えてきて元気がでた」(第3)などの感想が寄せられました。
 記念講演では岩田俊氏が「人間の“性”とは〜眠り、食、ふれあいと自分らしさの確立〜」と題して、性と生の貧困の現状や「自分らしさ」を育む視点について精神科医の立場から、解き明かしました。
参加者からは「今まで考えたことのない性への視点で話しを伺えた」「岩田先生の人柄、その背景にある実践、研究など、大変聞き応えがあり、時間を感じさせない充実したものだった」などの感想が寄せられました。
 初参加者も多く、和やかな雰囲気のうちに学びあえたセミナーになりました。(T)

2009年 3月 9日 [月曜日]
2月28日の第14回障害児セミナーは有意義、且つ和やかに研究会を終えることができました。たくさんの方々のご協力を有り難うございました。
さて、延期になっていました都立七生養護学校の「こころとからだの学習」裁判(略称「ここから裁判」)の判決が3月12日となりました。
3月12日(木)14時〜、東京地裁1階103号法廷で行われます。是非この歴史的な判決にお立ち会いください。傍聴希望の方は13時15分頃に集合してください。判決終了後報告集会が開かれます。またその日のTBSの「ニュース23」で「ここから裁判」について報道される予定です。ここでは障害児の性教育の実際も放送されます。ぜひご覧下さい。

2009年 2月 14日 [土曜日]
性教協障害児サークルは創立以来、人間発達と性を追求して13年目を迎えようとしています。今年は第14回のセミナーを東京で迎えます。
今回も学校教育での実践、寄宿舎等生活の場での性教育、成人・当事者の分科会と3つの分科会を設けて、各分科会ともステキな実践レポートを用意しています。講演は私たち障害児サークルが敬愛する精神科医岩田俊先生です。岩田先生の暖かくてそして説得力のあるお話は本当に納得のいくものと思います。
短い1日ですが十分に障害児・者の性について研究できる日となることでしょう。
障害児教育の現場は多忙を極め、障害児の性教育どころではなかったりします。親は親でしっかり子どもを育てようと毎日必死に過ごす中で、性が大切な発達課題とも気がつかないでいることもあります。障害児・者に限ったことではありませんが心地よく生きるために性の視点が本当に大切ということをじっくり学んでいただきたいと思います。どうぞ、どなたでもご参加下さい。お申し込みは左の緑のバナーをどうぞ。(N)

2008年 12月 5日 [金曜日]
『 新しい命は縫生したばかりの頃は針の先くらいの大きさ、そう聞いてビックりしました。パネルを使つて、まだ赤ちゃんが外の世界に出てくる前のお腹の中で育っていく様子を見ているのは、とても不思議な気持ちになりました。
ビデオでお母さんが赤ちゃんが出桑てから産まれるまでを見て一日で驚きとか感動とも違うような不思議な感覚がしました。
新しい命が出来て産まれてくるのはすごい事なんだなあと思い明日からいろんな事にもっと前向きに挑戦し頑張 つ て い け るような気がして毎日を一生懸命に大切に生きていきたいなと思いました。』


先日、都内の知的障害者の青年達の団体に性教育の授業を行いました。青年達といっても19歳から58歳までで、障害も脳性麻痺の方も何人かいらっしゃいます。この日は3回講座の2回目で、いのち、からだ、性について基本的な学習を行いました。いのちの始まり、出産についてはビデオで、性、2次性徴についてはパネルで、育成会の「性 say 生」を使って自慰の大切さも学びました。この文は30歳の女性の方の感想文です。性教育は幅広く様々な分野の学びをしますので、その人が惹かれたところでそれぞれの印象を持ちます。共通していることはどの人も改めていのちの大切さを思い、「どんなことにも前向きに生きていけるような気がする」ことです。ここでは「驚きとか感動とも違うような不思議な感覚」というように深い感動を表現して下さいました。性教育をした私たちもこうしたことばに勇気をもらうのです。

2008年 11月 1日 [土曜日]
第14回障害児性教育セミナーのお知らせを掲載しました。
申し込み受付も開始しましたので左のバナーより移動してください。
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