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2009年06月の近況バックナンバー


2009年 6月 21日 [日]
上野千鶴子をして「ジェンダーを男から学ぶなんてまっぴらごめん。でも、この本は別だ。」とまで言わしめた加藤秀一『知らないと恥ずかしいジェンダー入門』(朝日新聞出版,2006)を読みました。本の帯には、上野千鶴子が、「ジェンダーやジェンダー・フリーについて生半可な知識をふりまわしている人たちには、この本を勉強してから出直してきてもらいたい」と書いているのですが、これはまさに私自身にも向けられているメッセージのようにも感じて、ついつい挑発に乗って、読破してしまいました。
「広く」「深く」ジェンダーについての解説をしていながら、簡潔でわかりやすいという、読み手にとっては最高の書きっぷりということが、まずはよかったです。
「性別二元論」という、乗り越えなくてはいけないけれど、理論的にどう乗り越えればいいかわからずにいたテーマについても、明快に述べていて、長年の悩みが解消された気分にもなりました。
そして、まがりなりにも「セクシュアリティ教育」に取り組んでいる人間としては、「ジェンダー」と「セクシュアリティ」の関係も、明確にしてくれていて、これもありがたかったです。
七生事件に関する記述も、明瞭かつ爽快。気持ちよかったです!
そんなワケで、この本は、性教育関係者だけではなく、ホントにみなさんに読んでいただき、考えていただきたい本だと思いました。ぜひ、ご一読を! (Nao-kun)

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